サッカーは多少の雨では中止にならない。。わかっちゃいるけど出来れば天気のいい日にやらせてあげたいのが親心&コーチ心。U10世代にとっては初のトーナメント形式での公式戦。

そりゃ緊張だってするし不安もあるに違いない。でもそれは相手だって同じこと。「これまでの練習の成果を存分に発揮していつものように楽しく真剣勝負を楽しんでほしいな」と願いながらピッチに飛び出すメンバーを見つめます。舞台はこれまでたくさんの先輩たちが幾多の激闘を繰り広げてきた大泉さくら運動場。雨に煙る人工芝はスリッピーでボールリアクションもいつもと違い、なかなかカラダとボールのコントロールがうまく行かない展開。雨のせいか顔が上がらず、味方やスペースに対する準備が良くない展開だったけどそんなモヤモヤを打開するキャプテンKのコーチングに奮い立つ仲Fエイト達。何度と無く一対一の局面を作り出しそれがうまくいかないと見るやミドルレンジからの早めのアタック&シュートが決まり先制。その後も泥臭く戦い続け見事大切な初戦を勝利で飾ることが出来ました。

ただ、今日の戦い方は反省点だらけだったのも事実。

サッカーは駆け引き。相手との間合い、時間の使い方、常に裏を狙う、ボールとカラダのスピード緩急、見えないところを見る・感じる、こんな定性的な感覚を研ぎ澄ましボールと相手ゴールに対峙することが重要なのです。

仲間とのサッカーを心から楽しみ勝利が決まった瞬間にはまるで優勝でもしたかのような喜びっぷり笑 そんな彼らにはコムズカしい理屈や小言は野暮かもしれないけどチームや個人のレベルアップには何が必要なのか?をわれわれオトナも常に問い続けていくべきです。満足なんてなんの役にも立たないのだから。

人間は目標を少しずつ高くすることが大事なんだ。満足したいのなら少しでも目標を下げたらいい。そしたらいつだって満足がいくだろうよ。しかし満足したからってどうなるっていうんだ。人がどう思うかなんて心配してられねぇよ。今できる事を精一杯やるんだよ。満足なんて何の役にもたたねえ。俺に出来る事はいつもベストを尽くすことさ。
-アイルランド代表 ロイ・キーン-