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ペラーダFCさん主催の「田柄杯」に今年もご招待いただきました。
第3ブロック(練馬)だけでなく神奈川や多摩地区などからも強豪チームが参加するこの大会、なんと約30年も続いている歴史あるイベント。
6年生にとってはおそらく最後となるはずの大きな対抗戦。仲町FCも全力で戦いました。

一日目(グループリーグ)
第一戦:vsFCジオックス 1:0(勝)
第二戦:vs南光SC    1:0(勝)
第三戦:vsFC大泉学園  1:5(負)
FCジオックスはセンターラインに大型選手を揃えつつ、中盤底にいる小柄な選手が攻撃にいやらしいアクセントをつけてくる戦い方。南光SCは全員がよく走り、早めのボールリリースを心がけるバランス型のチーム。
少ないチャンスをモノに出来た仲町FCがからくも最小スコアで勝つことが出来たものの、王者FC大泉学園の前ではなにも出来ずに終わってしまいました。個人技はもちろんキック力、パスの質、全て仲Fを上回る内容で、連戦の疲れが出て足が止まった仲Fが不用意に開けてしまう選手間のギャップにどんどん入り込んできます。しかし感心すべきは実はそこでは無く、判断のスピードとモチベーションの高さ。
FC大泉学園は仲町戦の前の試合で負けているのですが、その敗戦の原因を見事に修正してきていました。
ともかく、リーグ戦で二勝を挙げた仲Fは一位でBグループを通過。決勝Tに進出を決めました。

二日目(決勝トーナメント)
一回戦  ・・vsウエスト  1:9(負)
順位決定戦・・vsバロンピエ 5:4(勝)
前日の負けを引きずらないよう、リフレッシュして迎えた今日の決勝T。初戦はウエスト。
開始早々の失点に浮足立つものの、CKからのボレーシュートですかさず同点。が、その直後にPKを与え逆転を許す展開。正確な技術と強い意思、決して力ずくではない高度なボールキープ力。
前半終了間際に許した4失点目はGKの頭上を越す相手ミスキックがそのままゴールイン。この3点差取り返す気力はこのとき既に無かったのかもしれない。後半開始早々の2失点。5分も経たない間の時間帯。ハーフタイムに注意したはずの「開始5分に気をつけろ」の声が届いていなかった。中途半端な横パスを相手に狙われ、意思が疎通しない壁パスに準備が追いつかず簡単にボールを失う。足元にボールが収まらず無理に前を向いてもシュートは打てない。遠目からのシュートは枠を捉えず、相手ゴールを脅かすことはありませんでした。
ウエストさんの力強さ、アグレッシブさはもちろんお手本になるし、勝負事だから強いほうが勝つのは当たり前。勝者の為にも良き敗者たるべきだとは思うけど、次の戦いに勝つためとは程遠い理屈を免罪符に負けを受け入れることなんか出来ない。
選手一人ひとりはもちろん一生懸命やっていて、褒めるポイントだってたくさんあるのも事実。
でも「褒めた」結果が何に繋がるのかを考えて褒めないとダメで、ただ目の前の事象を自分の中の何かと比較して褒め、煽るだけではある意味思考停止と同じなんじゃないかとさえ思えた。
チームとして見たとき、勝つことや上手くなりたい気持ちが高いレベルで統一された側にチームとしての結果がついてくるのは至極当然であり、そこを見つめ、求め、検証と改善を図ることが結局は子供達のためなんだと。
6年生のサッカーは仲Fという立場では確かに残り僅かになってはきたけど、サッカーを続ける子もそうでない子も、
そして我々オトナも今日の大敗をどう捉え次戦や次ステージを迎えるのかが重要だと感じた田柄杯でした。

ちなみに決勝戦は開一FCと杉田FC(日野)の戦い。スピード感と闘志あふれる好ゲームでしたが、数少ないチャンスを確実にモノにした杉田FCが2:0で優勝。ローカルな大会ではあるものの、とてもレベルの高い大会であり、大会運営に携わっていたペラーダFCジュニアユースのメンバーの礼儀正しさ、真面目さがとても素晴らしかったです。