「CERAZOリーグ」。2022年度から参加させていただいている徳丸FC様(板橋区)主催のローカルリーグ戦。主要な公式戦が少なく谷間の世代と言われるU11カテゴリにて、真剣勝負の場所を創出し、コロナ禍で失われつつある子どもたちの「絆」を再確認しよう、との趣旨で設立されました。ちなみにCERAZOとは徳丸FC様のエンブレムにある「桜」(cerezo)と、コロナ禍で分断された「絆」(lazo)を取り戻したい想いを合わせたスペイン語の造語です。

この日の仲町FC_U11はメンバー全員が5年生。秋のJAカップトーナメント再開に向けて現在地を知る上でも重要な試合です。対戦相手の徳丸FCさんは粘り強い守備から中盤を作り、TOPに位置するパワー系アタッカーにボールを集め中央突破を再三仕掛けてきました。対する仲町FCは、スピードを生かしたサイドからの崩しから何度も決定機を作ることを試みるもなかなかうまくいかない。。それはなぜか?

中盤選手へのプレッシャーが特段厳しかったわけでもなかった。アタッカーへのマークはほぼゾーンであり、自由が制限されるわけでもなかった。
うまくいかなかった理由はピッチ上の選手がピッチ上で適切な準備が出来ていなかった点に集約されそうです。
せっかくこぼれ球がマイボールになっても、安易なダイレクトプレーを選択しミスを誘発。結果ボールロストし再度守備から始めなければいけない局面が頻発。アタッキング1stから2ndをすっ飛ばし、いきなり3rdへ放り込む戦術はモダンとは言えず、むしろ相手守備陣からすれば「守りやすい状況」を生み出してしまった感は否めません。

もっともっと試合中に見る対象(味方、相手、ゴール、スペース)を増やし、声を聴き、声を発することでプレーの選択肢が増えるはず。
“止めて蹴る” “相手を剥がす” “背後を狙う” この3つの個人戦術を一人ひとりが理解し実行することが大切なので。
試合自体は2:0で勝利できたものの、新たなトレーニング課題、というか立ち返るべきサッカーベーシックが再確認できたゲームでした。
対戦いただいた徳丸FCのみなさま、ありがとうございました。