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04/12(土)
全日本少年サッカー大会 東京都3B予選(練馬総合グラウンド 2回戦
仲町FC 0:6 サウスユーべU12

完敗でした。ほとんど何も出来ずに終わってしまった40分間。戦前の予想でも苦戦することはわかっていたけど、想定を上回る相手のスピードと運動量は仲町FCに終始自陣での戦いを強いてきました。ルーズボールはほぼ100%相手に渡り、ノーコントロールのパスで安易にマイボールを失う中で選手は何をすべきなのか。相手の迫力から逃れる為のロングキックをなぜ選び続けたのか?サポートの質はどうだったか?一対一での勝機が少ないのならなぜ連携し、挟み、奪うことをしないのか?

確かに相手は大柄な選手が多く、体格がアドバンテージとなるこの世代の戦い方としてはほぼ理想的な戦術を見せてくれました。
4−2−1の布陣を敷き、守備時は後ろ二列の中央4人でDFブロックを形成。攻撃時はCBが起点となり一旦中盤でタメを作った後にCFに預け、MFのフォローにより作り出されたスペースに両サイドが走り込む。その間も常にポジションを変えラインギリギリで待ち構えるCF。

チームとしての総合力に、いかんともし難い差があったのは事実ですが、ポジションの考え方と理解の質がその差の原因かもしれません。ポジションとは単に物理的な位置や役目を指すのではなく、そのエリアで起こりうるあらゆる出来事を予測するという絶対能力と、その出来事に対処するという相対能力の掛け算から生まれる技術の総称。前線の選手は自分に与えられたエリアで何が起こるのかを常に注視・観察し、相手DFが起点になっていると気づくべきだし、GKは相手サイド選手が無理にチェイスしてこない状況を察知できたのならプレスキックからハンドスローにリスタート方法を変更してもよかったはず。前半だけで3点を奪われる戦況の中で冷静に且つポジティブに戦う事は難しいけど、得点差以上にプレーの選択肢の数、質で相手が上回っていたゲームでした。事前にもう少し情報があれば、もしかしたら何か対策を立てることが出来たのかもしれないけど、少なくともこの日のサウスユーベさんには全くスキがありませんでした。この日朝イチから他チームの試合を見ていたけど、そのどのチームと較べても抜きん出たチカラを持ったチームですね。ほんと強かった。大人びた彼らのサッカーはこの予選でおそらく上位進出確実でしょう。

サウスユーベさん、ありがとうございました。