4年生以上の選手総勢約40名が参加してくれた2017年度の夏合宿が無事終了しました。例年通りベルデ軽井沢での二泊三日。終わってしまうとあっという間なんです。

学年ごとやポジションごとの練習や朝のランニング、地元チームとの練習試合、夜のMTG、などなど忙しく過ごしたこの合宿が子供達にとってどんな変化をもたらしてくれるのか。もちろん合宿だから、サッカーの技術や試合や練習時のメンタル強化、体力強化なんてことも変化して欲しい対象なんだけど、子供達に一番望むべきは「仲間との一体感・相互理解」であるべきだと強く思うのです。

公式戦や交流試合は学年単位で実施されることが多いが故、様々な場面で同学年でまとまってしまうことが多いジュニアサッカーの世界。学年単位での結びつきはある意味仕方ないのだけれど、せっかく複数学年が同時参加する合宿では「上級生が下級生の面倒を見る」「下級生は上級生の良いプレーや言動を真似る」「同級生以外のプレーやサッカーへの思いを受け入れて理解する」みたいな場面をたくさん作り出してあげたいのです。

合宿2日目の夜、翌日の「部屋別対抗戦」に備え、その部屋の上級生がリーダーとなって作戦を立てる班がありました。合宿の目標に「上級生ともっと仲良くなりたい」と書き綴った4年生がいました。5年生の試合を見て「なんかすげー強くなったよね」と感想を延べたある6年生。団体生活や団体競技の中で自分や自分の学年だけでなくチーム全体を視野に入れ、観察し、吸収することでサッカーチームとしてそしてサッカー選手として大きく成長して欲しいと願っています。

そしてその成長に気付かなければいけないのは我々オトナなのですね。