現U11世代にとってはほぼ2年振りとなるJA東京カップ。緊張感が拭えなかった1回戦、波に乗るきっかけを掴んだ2回戦、自分たちらしさを取り戻した3回戦を経てたどり着いた準々決勝の舞台は快晴の初冬。
試合を重ねるごとに成長するとはきっとこういうことなんでしょう。
立ち上がりからポゼッションで優位に立ち、三列目から積極的にボールを動かしながら相手陣へ攻め入りあっというまの先取点。
頼れるストライカーにボールが集まりはじまると、これまでの試合で不完全燃焼だったかもしれない勝つことへの強い意思が選手一人ひとり一つ一つのプレーに表れ始めるように見えるのは気の所為ではなさそうです。
圧巻だったのは後半開始8分の右サイドアタック。中盤低い位置から出されたスルーパスをタッチライン沿いに突破すると、中央で待つ味方を確認した後、GKニアサイドを撃ち抜く強烈なシュート。ベストな選択から生まれたファインゴール。
交代で入った選手も追加点を挙げ、見事準決勝へ進出です。
得点力もさることながら初戦からここまでの無失点で抑えているDF陣もすばらしい。
強く速くそしてたくましくなった仲FU11。
でもまだ何も掴んでいないことに気づき、さらなる高みを目指して欲しいな。
本当の勝負はここから。

対戦いただいた貫井FCのみなさま、ありがとうございました。