台風10号の影響で開催が危ぶまれたこの日のリーグ戦。会場提供いただいた開進第一小学校の校庭は前日夜や未明に降った雨で水浸し、、、と思いきや、開進1FCコーチ陣や大勢の保護者様の神ワザのようなグラウンド整備のお陰でプレーに全く支障の無い、いやむしろプレーに最適な塩梅に仕上がったのです。

水はけの良し悪しとか土の質がどうとか、そんなことではなく子どもたちのために最善を尽くす大人の底力を見せつけられました。その思いに応えるためにも今日の試合で良いパフォーマンスを見せなければならない仲Fは、このリーグ戦に限って言えばここまで無敗、試合を重ねるごとに選手間の連携やゲーム運びのレベルが上ってきた印象ですが、今日の対戦は試合巧者且つ常に戦術理解に優れクレバーなサッカーを展開する開進1FC。

すぐご近所ということもあり仲町FCは(勝手に)ライバルと位置づけていつか追いつき追い越したい目標でもあるチーム。陽が差してきた14時にKickoffの笛が鳴りました。
序盤は一進一退の攻防で両チーム共にサイドからボックスへの侵入を試みるもののクロスの精度が悪かったりFWの足元にボールが収まらずで良いシュートシーンが無いままハーフタイム。ゲームが動いたのは後半早々。相手CKから見事なヘディングシュートを決められ失点。仲町FCは自陣でボールを奪うことは出来るものの、奪った後の丁寧さが足りず「奪う、奪われる」を数回繰り返さないと相手陣に攻め込めない効率の悪さが気になる。。
効率の悪さの修正はもちろん大切なのですが、即効性のある対処はカウンターアタック。
同点ゴールは相手陣で奪ったボールを素早く繋ぎ、ここまで得点王のKAKERUからのパスをSORAが決めたショートカウンター。決勝ゴールは自陣からNANATOが仕掛け、ぽっかり空いた相手DFラインを切り裂くドリブルからそのまま決めたロングカウンター。見事な逆転勝利を掴むことが出来たこの試合、結果はともかく、まだまだ改善しなければならない個々の課題はたくさんありそうです。中盤からの配球を活かし主導権を握るためには両サイドアタッカーの「幅と奥行きの理解」と高い位置でボールを奪い切る「プレスバック」だと思います。秋から本格化するJAカップや次年度のU12リーグに備えるためにもボール接点でのインテンシティを高めつつ、さらなる進化が必要。
勝利の瞬間、まるで優勝したかのように仲間と喜びを分かち合う姿はいつ見ても良いものです。
対戦いただいた開進1FCの選手たち、コーチのみなさま、そして保護者のみなさま、本当にありがとうございました。